こんにちわ!
在宅勤務中のさいたま北店の佐々木です。
今日はタイトルにもありますが、ランクルと乗用車のフレーム構造の違いについて解説していこうと思います。
ランクルやジムニーなどはラダーフレームというフレームを使用しています。
フレームにエンジンを載せ、サスペンションを取り付け、上からボディを乗せています。
言ってしまえばラジコンのような構造ですね!
ランクルの他にはトラックやバスにもラダーフレームが採用されています。
なぜかというと、鉄の頑丈な骨格が、上からの荷重や路面からの衝撃を吸収するためです。
日本でも山奥に行くと激しいオフロードがありますが、こうした場所だと簡単にクルマが歪んで走行不能になってしまいます。
そのため激しい衝撃にも十二分に耐えうるラダーフレームが必要となるのです。
多人数乗車のバスや、たくさん荷物を積むトラックに採用されているのは、こういった理由があるそうです。
ただ頑丈な分、生産コストも上がり、車両価格が高くなり重量がかなり増えます。
ラダーフレームにはもう一つメリットがございます!
通常はコイルスプリングやリーフスプリングを交換し、リフトアップをするのが主流ですが、ラダーフレームの場合はボディリフトという方法もございます。
先程でもご説明しましたが、ラダーフレームはボディとフレームが別構造となっているので、ボディとフレームの間にスペーサーブロックを挟み、リフトアップが行えます。
足回りだけだと限度があるので、ものすごく上がっているランクルはよくボディリフトされています!
対して通常のSUVなどはモノコックという構造になっています。
ボディ全体でひとつの構造体となっており、軽量で生産効率にも優れているのので、主流になっています。
デメリットもあり、全体の面で衝撃を吸収しているため、ぶつかったりすると、簡単に折れ曲がってしまいます。
なので全体の強度確保もできなくなってしまいます。
また、極端に強い路面からの衝撃を受けると、やはりサスペンションの取り付け部分やボディ下部が歪んでしまい、最悪の場合は走行不能になってしまうのです。
ラダーフレームとは違い、舗装路を走る車として設計されているので、激しいオフロードを走ることは考えられていません。
昔とは違い道路も綺麗になりましたから軽量なモノコックが主流となるのも頷けますね!
いかがでしたでしょうか?
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それでは今日はこの辺で!